戒香(読み)カイコウ

デジタル大辞泉 「戒香」の意味・読み・例文・類語

かい‐こう〔‐カウ〕【戒香】

持戒の人の徳が四方に影響することを、芳香遠くまで香ることにたとえていう語。
忍辱にんにくの衣をつれば、―匂ひにしみかほりて」〈栄花・玉の台〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「戒香」の意味・読み・例文・類語

かい‐こう ‥カウ【戒香】

〘名〙 持戒の人の徳を、芳香のかおるのにたとえていう語。
往生要集(984‐985)大文四「未来生処、聞上妙香、常以戒香、為身瓔珞」 〔観無量寿経

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