戯える(読み)ソバエル

デジタル大辞泉 「戯える」の意味・読み・例文・類語

そば・える〔そばへる〕【戯える】

[動ア下一][文]そば・ふ[ハ下二]
風が甘えかかるように、やわらかく吹く。
「冷たい頸元に―・える軽い風に吹かれていると」〈秋声あらくれ
動物などがたわむれる。
「犬は木陰を離れて…原中で羽虫を―・えて居る」〈風葉青春
なれ親しんでふざける。甘える。
「―・へたる小舎人童こどねりわらはなどに、ひきはられて泣くもをかし」〈・三九〉
日照り雨が降る。〈俚言集覧
[補説]室町時代以降はヤ行にも活用した。→そば

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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