戸人・食封(読み)へひと

精選版 日本国語大辞典 「戸人・食封」の意味・読み・例文・類語

へ‐ひと【戸人・食封】

〘名〙
① 一戸内の家族。戸口戸主(へぬし)に対していう。
令制皇族諸臣俸祿として賜わった封戸(ふご)食封(じきふ)
書紀(720)大化二年正月甲子(北野本訓)「仍て食封(ヘヒト)を大夫より以上に賜ふこと、各差(しな)有らむ」
伊勢神宮で、神事に奉仕するために置かれた戸の成年男子。
延喜式(927)四「凡二所太神宮者、禰宜〈長番〉、大内人毎旬率物忌父并小内人、戸人等分番宿直」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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