戸沢助六(読み)とざわすけろく

世界大百科事典(旧版)内の戸沢助六の言及

【助六】より

…さらに義太夫節《万屋助六二代(かみこ)》(1735),《紙子仕立両面鑑》(1768)が成立,上方系心中狂言の主人公として定着し,〈助六心中物〉の系譜をつくった。(2)花川戸助六 江戸浅草山の宿に米問屋(また魚問屋とも)大捌助八(また戸沢助六)という男達(おとこだて)があったと伝えられる(《雲萍(うんぴよう)雑志》《実事譚》《遊歴雑記》など)。上方の巷説が江戸にもたらされ,合して江戸の〈助六劇〉が成立,1713年(正徳3)4月山村座《花館愛護桜(はなやかたあいごのさくら)》で2世市川団十郎が助六に扮して初演された。…

※「戸沢助六」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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