戸蔦別川(読み)とつたべつがわ

日本歴史地名大系 「戸蔦別川」の解説

戸蔦別川
とつたべつがわ

帯広市の南部を西から東へ流れ、さらに東部北東流する十勝川水系の一級河川。札内さつない川の支流。流路延長四四キロ(うち指定区間三六キロ)、流域面積三〇六・一平方キロ。日高支庁管内新冠にいかつぷ郡新冠町・沙流さる平取びらとり町との境にある日高山系戸蔦別岳(一九五九メートル)北東側のカール(トツタベツ氷期)に源を発してエサオマントッタベツ川・ピリカヘタヌさわ川・オピリネップ川などを合せながら東流し、市東部中札内なかさつない村境で岩内いわない川を合せる。北東流したのち昭和しようわ町・中島なかじま町付近で札内川に合流する。山川地理取調図には岩内川との合流点近くに「トツタヘツフト」とある。「戊午日誌」(報十勝志)には札内川筋に「トツタベツ」と記され、「此処二股に成る也。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android