所存の外(読み)ショゾンノホカ

デジタル大辞泉 「所存の外」の意味・読み・例文・類語

しょぞん‐の‐ほか【所存の外】

考えていたこととは違っていること。意外であること。また、残念であること。
「御見参に入らず―に候」〈申楽談儀

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精選版 日本国語大辞典 「所存の外」の意味・読み・例文・類語

しょぞん【所存】 の 外(ほか)

  1. 考えていたこととは違っていること。意外であること。予想外。転じて、非常に残念であること。遺憾であること。
    1. [初出の実例]「率爾の見参こそ、しょぞんのほかなれ。さりながら、喜び入りて存じ候」(出典:曾我物語(南北朝頃)四)
    2. 「足利殿へ降参申すべきよしを承り候程に、所存(ショゾン)の外(ホカ)に存じ候間」(出典:御伽草子三人法師(室町末))

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