所違(読み)ところたがえ

精選版 日本国語大辞典 「所違」の意味・読み・例文・類語

ところ‐たがえ ‥たがへ【所違】

〘名〙
① 所を間違えること。他の場所をその場所と思うこと。場所違い。
※宇津保(970‐999頃)蔵開下「『あなおぼえず。所たがへか』と聞え給へば」
② その場所の名がその場所のさまにふさわしくないこと。場所の名と様子が適合しないこと。
※信明集(970頃)「うきことも聞こえぬものをうき島はところたがへの名にこそありけれ」

ところ‐ちがい ‥ちがひ【所違】

〘名〙 場所がちがっていること。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android