扇引(読み)おうぎひき

精選版 日本国語大辞典 「扇引」の意味・読み・例文・類語

おうぎ‐ひき あふぎ‥【扇引】

〘名〙
① 古く行なわれた遊戯一種。扇に紐をつけて、美しい扇を引き当てる遊戯。
讚岐典侍(1108頃)下「あふぎひきなど人々にせさせんなどありし御扇ども設けて」
② =おうぎずもう(扇相撲)〔俳諧・毛吹草(1638)〕
③ 俳句運座の時、普通には句巻へ抜章すべき、秀逸、或は天地人三才の句を、選者扇面へ書くこと。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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