扉・闔(読み)とびら

精選版 日本国語大辞典 「扉・闔」の意味・読み・例文・類語

と‐びら【扉・闔】

〘名〙
① (戸片(とひら)の意) 開き戸の戸。
書紀(720)神代下(鴨脚本訓)「良(やや)(ひさ)しくして美人(をとめ)有りて闥(トヒラ)を排きて出づ」
読本椿説弓張月(1807‐11)前「慌しく門扉(トビラ)をうち敲き」
書物の見返しの次にあって、標題などを記したページ。
※小津桂窓宛馬琴書簡‐天保四年(1833)一一月六日「書籍のとびらへ印し候事、明の世より盛りに成候」
③ 雑誌の本文の前にある第一ページ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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