手利(読み)てきき

精選版 日本国語大辞典 「手利」の意味・読み・例文・類語

て‐きき【手利】

〘名〙
① 弓など、武芸腕前が勝れていること。また、その人。
今昔(1120頃か)二九「長高く見目鑭(きら)らかにして、〈略〉並无き手聞にてぞ有ける」
物事を巧みに行なうこと。手わざのたくみなこと。また、その人。うできき。熟練者。〔文明本節用集(室町中)〕
浮世草子日本永代蔵(1688)一「当世着物の縫出しすぐれて都の手利(てキキ)ありて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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