手張る(読み)テバル

デジタル大辞泉 「手張る」の意味・読み・例文・類語

て‐ば・る【手張る】

[動ラ四]自分の力にあまる。荷が重すぎる。かちすぎる。
湯元までは爰から五里半、余程道が―・りますから」〈伎・東京日新聞

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「手張る」の意味・読み・例文・類語

て‐ば・る【手張】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 自分の処理能力を超える。自分の力に過ぎる。手にあまる。荷が重すぎる。
    1. [初出の実例]「斎日にけころは少し手はるなり」(出典:雑俳・川柳評万句合‐明和八(1771)宮三)
    2. 「湯元までは爰から五里半、余程道が手張(テバ)りますから」(出典歌舞伎・東京日新聞(1873)中幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android