手惑(読み)てまどい

精選版 日本国語大辞典 「手惑」の意味・読み・例文・類語

て‐まどい‥まどひ【手惑】

  1. 〘 名詞 〙 あわてふためくこと。うろたえまごつくこと。てまよい。
    1. [初出の実例]「ざえあるをのこども、てまどひをして、ひとくだりのふみもたてまつらぬに」(出典:宇津保物語(970‐999頃)俊蔭)

て‐まどわし‥まどはし【手惑】

  1. 〘 名詞 〙 あわてふためくこと。うろたえまごつくこと。
    1. [初出の実例]「舎人どもさへ、艷なる装束をつくして、身を投げたるてまどはしなどを見るぞ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)蛍)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android