手斧始・釿初(読み)ておのはじめ

精選版 日本国語大辞典 「手斧始・釿初」の意味・読み・例文・類語

ておの‐はじめ てをの‥【手斧始・釿初】

〘名〙
建築造船などで、木工事を開始するときに行なう儀式。斧初め。ちょうなはじめ。
※栄花(1028‐92頃)つぼみ花「この四月御生の日よりてをのはじめして、来年の二月以前に造り出さざ覧をば」
大工の間で行なう新年仕事始めの儀式。
風俗画報‐一五七号(1898)一月「十一日〈略〉浅草観世音本堂に於て午前六時釿(テヲノ)始の式あり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android