手相撲(読み)テズモウ

デジタル大辞泉 「手相撲」の意味・読み・例文・類語

て‐ずもう〔‐ずまふ〕【手相撲】

腕相撲腕押し
「ふけゆくまで、糸取り、―して」〈浮・一代男・五〉

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精選版 日本国語大辞典 「手相撲」の意味・読み・例文・類語

て‐ずもう‥ずまふ【手相撲】

  1. 〘 名詞 〙 うでずもう。
    1. [初出の実例]「鬼と手相撲の事〈略〉おにと手ずまふといはれけるを、いかなる事ぞとたづねける」(出典:仮名草子・小さかづき(1672)三)

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世界大百科事典(旧版)内の手相撲の言及

【腕相撲】より

…《義経記》に〈腕押〉とあり,《曾我物語》に〈力くらべの腕相撲一番といふままに〉と,腕相撲と明記されている。《好色一代男》《諸艶大鑑》にはともに〈手相撲〉とある。このように名称は多少異なるが,腕相撲のことで,それは《曾我物語》にいうように往昔の力比べの一種である。…

※「手相撲」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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