手石海丘(読み)テイシカイキュウ

デジタル大辞泉 「手石海丘」の意味・読み・例文・類語

ていし‐かいきゅう〔‐カイキウ〕【手石海丘】

静岡県伊東市沖合にある海底火山。平成元年(1989)の海底噴火によって形成された。伊豆東部火山群一部

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「手石海丘」の意味・わかりやすい解説

手石海丘
ていしかいきゅう

静岡県東部,伊東市の沖合約 4kmの水深 100m地点に位置する海底火山。比高 10m,底面の直径 450m。1989年7月に伊豆東方沖で起こった噴火(→伊豆東方沖群発地震)によってできたもので,マグマの一部が海底下の浅所に貫入し,マグマ水蒸気爆発(→水蒸気爆発)を起こしたことが原因とみられる。マグマの種類は伊豆半島東部の大室山周辺に散在する東伊豆単成火山群玄武岩と一致する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android