手突(読み)てつき

精選版 日本国語大辞典 「手突」の意味・読み・例文・類語

て‐つき【手突】

〘名〙
① 弓を用いないで、矢を手で投げつけて突くこと。
太平記(14C後)一五「箆(の)の太さは尋常の人の蟇目からにする程なる三年竹を〈略〉森の如に負成し、態(わざと)弓をば持たず。是は手衝(ツキ)にせんが為なりけり」
② 手で突くもの。杖(つえ)の類。
歌謡・松の葉(1703)四・寛濶一休「かんがうてつきの八かくばう、だじゃくむはうにつきちらし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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