手編笠(読み)てあみがさ

精選版 日本国語大辞典 「手編笠」の意味・読み・例文・類語

て‐あみがさ【手編笠】

〘名〙
① 手に編笠を持つこと。また、その編笠。編笠だけを持ってほかに何も持たないこともいう。手ぶら。
※唐詩選国字解(1791)七言古「春日、手あみがさでひそひそ潜行して、曲江の、曲へ来てみれば」
茶屋などで貸してくれる忍び編笠に対して、自分が所持している編笠。
歌謡・松の葉(1703)二・月見「稲荷の岡に馬はあれども、君を思へばのう手あみがさ、土手の松原誰ゆへのほんほ通ふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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