手酷(読み)てひどい

精選版 日本国語大辞典 「手酷」の意味・読み・例文・類語

て‐ひど・い【手酷】

〘形口〙 てひど・し 〘形ク〙
① てあらい。乱暴である。
随筆独寝(1724頃)上「只今急に御入能何番々々と云様成てひどき事有によりて」
勢いが鋭い。はげしい。また、てきびしい。きつい。
浄瑠璃・最明寺殿百人上臈(1699)含み状「在在所所、手ひどくきびしくをっさがされ」
※夢の中での日常(1948)〈島尾敏雄〉「何かを甘く見過ぎていたことを手ひどく思い知ったが」
てひど‐さ
〘名〙

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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