デジタル大辞泉
「手際」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
て‐ぎわ ‥ぎは【手際】
〘名〙
① 物事を行なううでまえ。処理のしかた。手腕。
技量。また、物事のできばえ。しあがり。
※玉塵抄(1563)一〇「番匠の手ぎわの大事にした者三ありらんまへい軸多宝の塔と三つ云いつづけて云と云ぞ」
※
日葡辞書(1603‐04)「Teguiuano
(テギワノ) ヨイ、または、
ワルイ サイク」
※
最暗黒之東京(1893)〈
松原岩五郎〉二「
串戯(じょうだん)の内に手際
(テギワ)よく縫止めて与へければ若者は頻りに其親切を喜び謝せり」
② (形動) 物事の処理のしかたがじょうずであること。できあがりのよいこと。きれいにしあげること。また、そのさま。みごとな
手並。立派なできばえ。
※青春(1905‐06)〈
小栗風葉〉秋「グショグショの洗濯物を手際に搾切って遣る」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報