手鼓(読み)シュコ

デジタル大辞泉 「手鼓」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐こ【手鼓】

柄太鼓えだいこ

て‐つづみ【手鼓】

ばちを用いないで手で打ち鳴らす鼓。特に、能楽や長唄囃子の小鼓

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「手鼓」の意味・読み・例文・類語

て‐つづみ【手鼓】

〘名〙
① 桴(ばち)を用いないで、手で打ち鳴らすつづみ。腰鼓(ようこ)タンバリンの類も含まれるが、一般には能楽や長唄囃子の小鼓をいう。小つづみ。また、それを打つこと。
源平盛衰記(14C前)三四「あの知康は、九重第一の手鼓(テツヅミ)と一二との上手ときく」 〔音楽字典(1909)〕
② 手を打ち鳴らして拍子を取ること。手拍子
浄瑠璃・猫魔達(1697頃)一「手つづみうって、一せいをあげ」

しゅ‐こ【手鼓】

〘名〙 打楽器一つ直径約三〇センチメートルの扁平な太鼓に短い柄をつけたもの。桴(ばち)で打ち鳴らす。朝鮮民俗芸能で用いられるものが有名。〔三才図会‐器用三・手鼓〕

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