打ち言ふ(読み)ウチイウ

デジタル大辞泉 「打ち言ふ」の意味・読み・例文・類語

うち‐い・う〔‐いふ〕【打ち言ふ】

[動ハ四]なにげなく言う。ふと口にする。
「めでたのことや、とぞ心にもあらで―・はれける」〈かげろふ・下〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「打ち言ふ」の意味・読み・例文・類語

うち‐い・う‥いふ【打言】

  1. 〘 他動詞 ハ行四段活用 〙 ( 「うち」は接頭語 ) ぽつんと口に出す。ひょいと口に出す。
    1. [初出の実例]「『おもふ人雨とふりくるものならばわがもる床はかへさざらまし』となむうちいひければ」(出典:大和物語(947‐957頃)八三)

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