打ち食はす(読み)ウチクワス

デジタル大辞泉 「打ち食はす」の意味・読み・例文・類語

うち‐くわ・す〔‐くはす〕【打ち食はす】

[動サ下二]矢をしっかりと弓につがえる。
「中差し取って―・せ、よっいて…ひゃうふっと射て」〈平家一一

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「打ち食はす」の意味・読み・例文・類語

うち‐くわ・す‥くはす【打食】

  1. 〘 他動詞 サ行下二段活用 〙 ( 「うち」は接頭語 )
  2. 矢を弓にしっかりとつがえる。
    1. [初出の実例]「今度はなかざしとってうちくはせ」(出典:平家物語(13C前)一一)
  3. 食わせる。
    1. [初出の実例]「そばきりのふ、ふとつづつうちくはせべいもし」(出典:滑稽本・旧観帖(1805‐09)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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