打ち驚く(読み)ウチオドロク

デジタル大辞泉 「打ち驚く」の意味・読み・例文・類語

うち‐おどろ・く【打ち驚く】

[動カ四]
ふっと目が覚める。
うつつにありしやうにてありと見て、―・きたれば夢なりけり」〈更級
はっと驚く。ひどくびっくりする。
「入道殿のかけても思しよらざんめるに、―・かれ給はむ御心の」〈夜の寝覚・四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「打ち驚く」の意味・読み・例文・類語

うち‐おどろ・く【打驚】

  1. 〘 自動詞 カ行四段活用 〙 ( 「うち」は接頭語 )
  2. ふっと目が覚める。はっと気がつく。
    1. [初出の実例]「ねたるがうちおどろくさまにて」(出典:蜻蛉日記(974頃)中)
  3. 予期しないことが起こったりしてはっとする。びっくりする。
    1. [初出の実例]「内侍のかみうちおどろき給て、むねふたがりて」(出典:宇津保物語(970‐999頃)楼上下)

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