打出し銅器(読み)うちだしどうき

事典 日本の地域ブランド・名産品 「打出し銅器」の解説

打出し銅器[金工]
うちだしどうき

四国地方香川県の地域ブランド。
高松市で製作されている。銅は金属なかでも比較的やわらかく、細工がしやすいため古くから金属工芸材料として用いられてきた。打出しの技法は、型取りした銅板に熱を加えながら木槌や金鎚でたたいてかたちを仕上げていくもの。この技法を用いた銅器は、丈夫で熱伝導率の高いものに仕上がるため、銅釜や湯沸かし器などとして利用される。香川県伝統的工芸品。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android