打割(読み)うちわる

精選版 日本国語大辞典 「打割」の意味・読み・例文・類語

うち‐わ・る【打割】

〘他ラ五(四)〙
① たたいて裂け目をつくる。打ってくだく。
落窪(10C後)二「女はえさはうちわりて出でじ。男のしたるなめり」
事情などを隠さないですべて話す。打ち明ける。
浮世草子・けいせい伝受紙子(1710)一「一先京へのぼってくれと、打わっていわれなば何しにいなといふべきや」

ぶち‐わ・る【打割】

〘他ラ五(四)〙 打って割る。たたいてこわす。うちわる。
浄瑠璃傾城反魂香(1708頃)上「若い時は相撲取、赤松ぶちわった様にござ有しが」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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