打越山遺跡(読み)うちこしやまいせき

日本歴史地名大系 「打越山遺跡」の解説

打越山遺跡
うちこしやまいせき

[現在地名]多摩市連光寺二丁目

多摩丘陵北端中央部を流れる乞田こつた川河口付近は、多摩川の渡河点あるいは丘陵部への進入口として古くから交通の要衝で、丘陵内には鎌倉街道・奥州古道などとみられる多くの古道跡が確認される。当遺跡は近世から古代にさかのぼる道路跡で、乞田川右岸丘陵北斜面に位置する。標高は九一―一〇一メートル、丘陵尾根部への登り口付近である。平成二年(一九九〇)の調査地点は地形の形状、路頭断面、打越の小字名などから古道跡と推定されていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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