打送(読み)うちおくり

精選版 日本国語大辞典 「打送」の意味・読み・例文・類語

うち‐おくり【打送】

〘名〙 (「うち」は接頭語)
① 旅に出る人を送ること。見送り。
極楽寺殿御消息(13C中)五二条「主・親、その外うやまふ人のうちをくりを申ては」
命令などを伝達すること。申し送り。
※藤河の記(1473頃)「うちをくりの事、法印方より伊庭に申付け侍るが」

うち‐おく・る【打送】

〘他ラ四〙 (「うち」は接頭語) 旅立つ人を見送る。おくる。
平家(13C前)七「あまりに名残をおしみて、桂河のはたまでうちをくり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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