扱く(読み)シゴク

デジタル大辞泉 「扱く」の意味・読み・例文・類語

しご・く【扱く】

[動カ五(四)]
細長いものを握ったり指で挟んだりして、強く押さえつけるようにしながら、その手や指をこするように動かす。「やりを―・く」「帯を―・く」「あごひげを―・く」
きびしく訓練する。「合宿で新入部員を―・く」
ひどくいじめる。
「そんならこいつもう―・いてしまはにゃならぬ」〈浄・歌祭文
[可能]しごける
[類語]鍛える練る磨く切磋琢磨磨き上げる練磨する洗練する

こ・く【扱く】

[動カ五(四)]
細長い本体に付いている物を手や物の間に挟んで引っぱり、こすり落とす。しごく。「稲を―・く」
間にたるみをなくするためにこするようにして手前に引く。
両手穿めたミット入の黒の長手袋を―・きあげる」〈風葉青春
」に同じ。

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