扶桑集(読み)フソウシュウ

デジタル大辞泉 「扶桑集」の意味・読み・例文・類語

ふそうしゅう〔フサウシフ〕【扶桑集】

平安中期の漢詩集。16巻。7巻・9巻のみ現存紀斉名きのただな撰。長徳年間(995~999)成立。平安中期の漢詩を収める。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「扶桑集」の意味・読み・例文・類語

ふそうしゅう フサウシフ【扶桑集】

平安時代の漢詩集。一六巻。現存は残欠二巻。紀斉名(きのただな)撰。長徳年間(九九五‐九九九)頃成立。光孝朝から一条朝までの詩人七六人の作品を集めたという。現在、二四人の詩一〇二首が伝わっている。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「扶桑集」の意味・わかりやすい解説

扶桑集
ふそうしゅう

平安時代中期の漢詩集。紀斉名 (きのただな) 撰。 16巻。長徳年間 (995~999) 成立。文徳天皇から冷泉天皇まで9代にわたる漢詩人 76人の作品を分類したもの。現在は巻七と巻九 (ともに巻首を欠く) しか残っていない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android