技能オリンピック(読み)ギノウオリンピック

デジタル大辞泉 「技能オリンピック」の意味・読み・例文・類語

ぎのう‐オリンピック【技能オリンピック】

国際技能競技大会

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精選版 日本国語大辞典 「技能オリンピック」の意味・読み・例文・類語

ぎのう‐オリンピック【技能オリンピック】

〘名〙 (オリンピックOlympic) 国際職業訓練競技大会の通称。職業訓練の向上目的とし、参加国の技能者がその産業技能を競う。一九五〇年に第一回国際大会をスペイン開催日本は六二年に初参加。技能五輪

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「技能オリンピック」の意味・わかりやすい解説

技能オリンピック
ぎのうおりんぴっく

技能五輪とも略称されるが、正式には国際職業訓練競技会International Vocational Training Competitionという。職業訓練による技能水準の向上と国際親善を目的とし、会の本部マドリード(スペイン)にある。前身は1947年に始まったスペインの国内大会であったが、50年にポルトガルが参加して国際大会となり、以後、世界各地で毎年開催されて今日に至っている。日本は62年(昭和37)以来参加し、70年には千葉市の中央技能センターで大会を主催したこともある。初参加以来、日本は総合優勝を重ねて技能水準の高さを誇ったが、近年は自動化の波に押されて成績は下降しており、台湾韓国などの新興工業国が国家的支援もあって活躍している。

[森本三男]

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百科事典マイペディア 「技能オリンピック」の意味・わかりやすい解説

技能オリンピック【ぎのうオリンピック】

正式には国際職業訓練競技大会。技能五輪ともいう。機械組立て,溶接旋盤配管電工大工,等の産業技能を競う国際大会で,職業訓練,技能水準の向上,国際親善を目的とする。スペインで1947年以来行われていた国内大会がもとになり,1950年同国の提唱で国際大会を開催,以後毎年各国持回りで行われている。日本は1962年の第11回大会から毎年参加し,好成績をあげている。1970年の第19回大会は日本で開催。

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