抑制遺伝子(読み)よくせいいでんし

百科事典マイペディア 「抑制遺伝子」の意味・わかりやすい解説

抑制遺伝子【よくせいいでんし】

サプレッサー遺伝子とも。突然変異遺伝子作用をおさえて,正常な表現型にする遺伝子機能サプレッサーと情報的サプレッサーに大別され,前者突然変異によって失われた機能を代行し,後者メッセンジャーRNAmRNA)上でのコドン翻訳に作用して突然変異遺伝子の発現を抑制する。情報的サプレッサーの本体多くの場合,転移RNAtRNA)の突然変異体である。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android