抗てんかん薬治療について(読み)こうてんかんやくちりょうについて

家庭医学館 の解説

こうてんかんやくちりょうについて【抗てんかん薬治療について】

 てんかん発作(ほっさ)の発作型によって、適切な薬がある程度決まります。ですから、てんかんの類型を正確に決定してもらう必要があるのです。
 医師は、いくつかの候補なかから副作用、服用回数なども考慮にいれて、もっとも適当と思われる抗てんかん薬を選び、治療を開始します。抗てんかん薬は、有効量と中毒量近く、個人差も大きいため、服用量は慎重に決められます。そのため治療中は血液検査を定期的に行ない、副作用の有無を調べるとともに、抗てんかん薬の血中濃度を測定して、適切な服用量であるかどうかがチェックされます。てんかんについては、薬剤相互作用や副作用の点から考えて、なるべく1種類の薬剤で治療するほうが望ましいとされています。

出典 小学館家庭医学館について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android