折立(読み)おりたて

精選版 日本国語大辞典 「折立」の意味・読み・例文・類語

おり‐たて をり‥【折立】

〘名〙
① 箱、櫃(ひつ)などの内側全体を錦などの織物で張りこめたもの。おたて。
※類従本紫式部日記(1010頃か)寛弘五年九月一三日「衣筥(ころもばこ)のをりたて入帷子(いれかたびら)包覆下机など」
連句懐紙の各折(おり)の最初の句。おったて。ただし、初折(しょおり)の第一句は発句として別扱いされるので、折立とは呼ばれない。普通、歌仙では二の折の表第一句をさすことが多い。

お‐たて を‥【折立】

〘名〙 「おりたて(折立)」の変化した語。
※紫式部日記(1010頃か)寛弘五年九月一三日「衣筥のをたて・入帷子(いれかたびら)・包覆(つつみおほひ)・下机など」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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