抜剣(読み)バッケン

デジタル大辞泉 「抜剣」の意味・読み・例文・類語

ばっ‐けん【抜剣】

[名](スル)刀をさやから抜くこと。また、その刀。抜刀

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精選版 日本国語大辞典 「抜剣」の意味・読み・例文・類語

ばっ‐けん【抜剣】

  1. 〘 名詞 〙 剣を鞘(さや)から抜き放つこと。また、その剣。
    1. [初出の実例]「場の内外一方ならず騒擾し、表門警護の看守巡査は、孰(いづ)れも抜剣(バッケン)にて非常を戒しめし程なりき」(出典:妾の半生涯(1904)〈福田英子〉六)
    2. [その他の文献]〔呂氏春秋‐忠廉〕

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普及版 字通 「抜剣」の読み・字形・画数・意味

【抜剣】ばつけん

剣を抜き放つ。〔後漢書、劉盆子伝〕始、來(きた)りる。子、長樂宮に居る。將日に會して功を論じ、爭言呼(くわんこ)し、劍を拔きつ。

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世界大百科事典(旧版)内の抜剣の言及

【居合】より

…現在,居合道と呼ばれるが,古くは居相,坐合,抜刀,抜剣,鞘の中(うち)などとも称した。戦国時代,戦場における急な変に対処し,すばやく腰の刀を抜いて敵の攻撃に応じ,敵を制するための武術として編み出されたものである。…

※「抜剣」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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