抱取(読み)だきとる

精選版 日本国語大辞典 「抱取」の意味・読み・例文・類語

だき‐と・る【抱取】

〘他ラ五(四)〙 抱いて自分の方へ引きとる。
太平記(14C後)一〇「走懸り、亀寿殿を抱取(ダキと)って、鎧の上に舁負(かいをふ)て」

いだき‐と・る【抱取】

〘他ラ四〙 両腕で受けて自分の手にだく。だきとる。
※宇津保(970‐999頃)国譲中「かしこういだきとり給つ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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