抱締(読み)だきしめる

精選版 日本国語大辞典 「抱締」の意味・読み・例文・類語

だき‐し・める【抱締】

〘他マ下一〙 だきし・む 〘他マ下二〙 しっかり抱いてしめつける。かたく抱いて離さない。
浮世草子好色一代男(1682)一「懐(ほほ)へ入てじっと抱(ダキ)しめ」

いだき‐し・む【抱締】

〘他マ下二〙 締めつけるようにしっかりだく。強くだく。だきしめる。
浄瑠璃傾城反魂香(1708頃)中「男もいだきしめ涙のほかは声もなし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android