抹殺・末殺(読み)まっさつ

精選版 日本国語大辞典 「抹殺・末殺」の意味・読み・例文・類語

まっ‐さつ【抹殺・末殺】

〘名〙
① こすってなくすこと。消してなくすこと。すり消すこと。
雪中梅(1886)〈末広鉄腸〉上「墨にて抹殺してある所を透し視れば」 〔漢書‐谷永伝〕
② 人や事実などの存在を否認して消しさること。ほうむりさること。
※国会論(1888)〈中江兆民〉「貧賤人は一切政治的の貫籍中より抹殺(マッサツ)し去らんと欲するは」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android