押原推移録(読み)おしはらすいいろく

日本歴史地名大系 「押原推移録」の解説

押原推移録
おしはらすいいろく

三巻 山口安良著

成立 文政九年脱稿、文政一三年刊

写本 鹿沼市山口信一氏

解説 鹿沼宿の歴史を古記録・古文書古老伝承などをもとに実証的に史料批判も加えて書上げたもの。

構成 上の巻は鹿沼宿・古城跡・壬生家系譜略・鹿沼右衛門の考など、中の巻は日光新宮唐銅灯籠縮図・今宮神社遷座造立大意・今宮造立棟札・鹿沼六十六郷・日光神社鎮座の始・鳥井跡地名考・今宮祭礼の始など、下の巻は慶長以来鹿沼東西町・押原地子免高・鹿沼麻・東照宮渡御の記・大猷院殿渡御の記などである。

景印本 昭和五一年に鹿沼市誌料刊行会より復刻

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報