Yahoo!辞書

kotobank > 押板とは

 

押板 【おしいた】

  • 2件の用語解説(押板で検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

押板
おしいた

厚い板の意で転じて床 (とこ) と同様の場所をさす。近世の床の起源と考えられ,床より奥行が浅くかまちが高い位置に設けられる。慕帰絵文明 14 (1482) 年に補われた部分にはつくり付けの押板が描かれており,13~14世紀流行した軸装の宋元画を鑑賞するためにつくられたとされる。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。


Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

おし‐いた 【押(し)板】
 
物の押しにする板。また、押すときに用いる板。
中世の座敷飾りで、壁下に作り付け奥行きの浅い厚板。現在床の間前身
書物・硯(すずり)などを置く台にする、作り付けでない板。

この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の押板の言及

【住居】より
…このような鎌倉時代の武家住宅をさらに変貌させていったのは,僧侶の住いの影響である。当時の僧侶の多くは,寺院の中で個別の住房を構えて修行を行っていたが,書見のために棚板のついた出窓(附書院)を設けたり,仏画をまつるため壁面の前に飾棚を固定した装置(押板(おしいた))を設けることが一般化していった。これらの変化は14世紀から15世紀にかけて進んでいったが,やがて,それが武家住宅にも採り入れられるようになる。…
【禅宗美術】より
…従来の寝殿造は書院造となり,浄土を再現した回遊庭園は自然を象徴した観念的小庭園へと凝縮する。生活空間としては床の間(室町時代には押板と呼称),書院,飾棚が成立し,石庭へとつながっていく。それらは高度の精神的鑑賞空間であり,水墨画,詩画軸,墨跡(禅僧の書)は床の間で,詩文の創作享受は書院で,唐物の賞玩は飾棚で,そして自然との対話は枯山水との間で行われた。…
【床の間】より
…第2次大戦以後,床の間は日本住宅の封建的な構成を象徴するものとして,また生活上不合理な空間として糾弾を受けるが,畳敷きの部屋の空間秩序を保つうえで欠くことのできない性格のものであり,形式的には自由な創意を加えられながら,座敷飾の中心的な地位を保っている。 歴史的には,床の間の起源は室町時代の上層階級の住宅に設けられた押板(おしいた)にあると考えられている。室町時代には中国宋から輸入した美術品で室内を飾り立てることが流行し,漆器や磁器を飾るための違棚や漢籍を飾る書院,軸装の書画を飾る押板が座敷回りに造り付けられるようになった。…
※「押板」について言及している用語解説の一部を掲載しています。


All Rights Reserved. Copyright(C)2013, Hitachi Solutions Business, Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

押板に近い言葉→押し板・押板

押板の関連情報

ショッピング検索

「押板」のスポンサー検索

スポンサードリンク

 

ページの先頭へ戻る

キーワード情報キーワード情報

関連キーワード関連キーワード

  • アクセスランキングアクセスランキング

  • 10月01日更新
  • rssrss

  • 今日のキーワード今日のキーワード

  • rssrss

お知らせお知らせ