押砂村(読み)おしずなむら

日本歴史地名大系 「押砂村」の解説

押砂村
おしずなむら

[現在地名]東村押砂

利根川左岸の低地にあり、北は佐原組さわらぐみ新田、東は曲淵まがふち村。村名の起源などについて「利根川図志」は「神崎と相対す川北なり。中古大水の節、砂おし来りて出来し地なる故、押砂と名づくといふ。安波大杉明神へ参詣の人はみな此河岸より上る。安波へ一里半」と記す。元禄郷帳の村高は八二〇石余で、弘化二年(一八四五)の関東御取締役控帳(香取郡誌)によれば、天領神崎本宿こうざきほんじゆく(現千葉県香取郡神崎町)外五二ヵ村組合に属し、家数八五。

押砂村
おしずなむら

[現在地名]谷和原村押砂

福岡ふくおか村西南、小貝こかい川東岸に位置。川通かわどおり用水に面する。当初は押砂新田と称し(新編常陸国誌)、「寛文朱印留」には押砂村とあって下総佐倉藩大給松平氏領。正徳二年(一七一二)に土浦藩土屋氏領(谷原上郷組)となり廃藩置県に及ぶ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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