デジタル大辞泉
「押紙」の意味・読み・例文・類語
おし‐がみ【押(し)紙】
1 注意事項や疑問事項などを記して、文書にはりつけた紙片。おうし。
2 吸い取り紙のこと。
3 貼り紙。おうし。
「毎日―貼り札して、狂歌狂句の悪口に」〈浄・栬狩剣本地〉
4 新聞社が新聞販売店に、配達を委託している部数を超えて売り渡す新聞。また、そのように売り渡す行為。紙面の広告料を高く設定するために、販売部数を実態より多く見せかける目的で行うが、すべての新聞社がこの行為の存在を否定している。多くは配達されることなく廃棄されるといわれる。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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おし‐がみ【押紙】
- 〘 名詞 〙
- ① 紙を切って、疑問や注意事項などを書き記し、書籍、文書等にはりつけること。また、その紙。つけ紙。普通、付箋(ふせん)は紙片の一端に糊をつけるのに対し、紙片全面に糊付けするものを押紙(おうし)という。張り札。おうし。
- [初出の実例]「九条殿御日記於二燈下一一見了、所々有二押紙一 云々」(出典:後二条師通記‐寛治六年(1092)一〇月一四日)
- ② 人々に広く知らせるために紙に書いてはり出すもの。はりがみ。
- [初出の実例]「毎日押紙張札して、狂歌狂句の悪口に、落書(らくしょ)を立る門柱(もんばしら)」(出典:浄瑠璃・栬狩剣本地(1714)三)
- ③ 「すいとりがみ(吸取紙)」の別称。
おう‐しアフ‥【押紙】
- 〘 名詞 〙 疑問や注意事項などを記して文書、書物などにはりつけた紙の小片。普通、貼付する紙の全面に糊(のり)をつけたものをいい、上端だけを糊づけする付箋(ふせん)と区別する。
- [初出の実例]「内府以レ例大略与奪、旧分配に押紙也」(出典:中右記‐天永二年(1111)一二月二日)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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普及版 字通
「押紙」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の押紙の言及
【懸紙】より
…付箋は通常,紙片の一端にのりをつけて付すのに対し,紙片の上下にのりづけして固定する形式のものをとくに懸紙と称する。なお紙片全面にのりづけしたものは押紙(おうし)と呼ばれる。【笠谷 和比古】。…
【付箋】より
…付け紙,貼り紙ともいうが,その場合は小片に限らない。また全面にのりを塗ってはりつけるものは押紙(おうし)といって区別する。別紙を用いずに本文の対応部分に直接書き入れる場合は〈書込み〉といい,これが本文上欄の余白にあれば頭注,下欄にあれば脚注というが,まとめて注記ともいう。…
※「押紙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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