神奈川県南東部,三浦半島の付け根にある市。1943年横須賀市に編入されたが,50年再び独立して54年市制。人口5万8302(2010)。三方を丘陵に囲まれ,西は相模湾に面しており,風光のよさと温暖な気候から観光保養地として知られる。1889年横須賀線が開通して逗子駅が設けられ,1930年には湘南電鉄(後の京浜急行電鉄)が東京湾岸の金沢八景駅から分岐して逗子海岸駅(現,新逗子駅)を設け,海水浴客が増加した。逗子の名はここに居住した徳冨蘆花の小説《不如帰(ほととぎす)》,随筆《自然と人生》により広まった。現在は逗子駅の東に横須賀線の東逗子駅も設けられ,別荘地から一般住宅地に変わっている。古くからの漁村であった小坪の地先海面が埋め立てられ,ヨットハーバー,高級リゾートマンションがつくられ,背後の披露山(ひろやま)にも高級住宅地がある。逗子海岸北西端には蘆花ゆかりの浪子不動と不如帰の碑が立つ。
執筆者:伊倉 退蔵
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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