担回(読み)かつぎまわる

精選版 日本国語大辞典 「担回」の意味・読み・例文・類語

かつぎ‐まわ・る ‥まはる【担回】

〘他ラ五(四)〙
荷物などを肩にかついで、あちらこちらと歩き回る。
大つごもり(1894)〈樋口一葉〉上「足の及ぶだけ担(カツ)ぎ廻(マワ)り」
問題話題、また、信奉すべき教条理論人物などとして持って回る。
※春迺屋漫筆(1891)〈坪内逍遙〉梓神子「これらは元より論の外ながらひっくるめて貴公達の批評手前勘理想を荷(カツ)ぎまはっての杓子定規

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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