デジタル大辞泉
「拗けがまし」の意味・読み・例文・類語
ねじけ‐がま・し〔ねぢけ‐〕【×拗けがまし】
[形シク]正常ではない。ひねくれているようである。
「世にまぎれたるも、―・しきおぼえもなきほどは」〈更級〉
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ねじけ‐がまし ねぢけ‥【拗がまし】
① 心がねじけているようである。ひねくれている
傾向がある。すなおでない。ひがみっぽい。
※
源氏(1001‐14頃)
帚木「ねぢ
けがましきおぼえだになくは」
※
更級日記(1059頃)「世にまぎれたるもねじけがましきおぼえもなきほどは」
② 正常でない。不自然である。どことなく変わって感じられる。
※源氏(1001‐14頃)
乙女「ゆかり睦び、ねぢけがましき様にて、おとども聞き、おぼすところ侍りなん」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報