拘攣(読み)コウレン

デジタル大辞泉 「拘攣」の意味・読み・例文・類語

こう‐れん【拘×攣】

[名](スル)痙攣けいれん」に同じ。
「厳しく―する唇」〈二葉亭訳・あひゞき

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精選版 日本国語大辞典 「拘攣」の意味・読み・例文・類語

こう‐れん【拘攣】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 拘束されること。束縛されること。
    1. [初出の実例]「超脱世情之拘攣」(出典:藤樹文集(1648頃)二)
    2. [その他の文献]〔揚雄‐太玄賦〕
  3. 筋などのひきつること。痙攣(けいれん)
    1. [初出の実例]「彼輩常に拘攣々々と指すものあり。〈略〉直筋と称する大筋なり」(出典:形影夜話(1810)上)
    2. 「拘攣せる五指の間に牢く拳銃を攫みたり」(出典:即興詩人(1901)〈森鴎外訳〉燈籠、わが生涯の一転機)

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普及版 字通 「拘攣」の読み・字形・画数・意味

【拘攣】こうれん

こだわる。〔後漢書、曹褒伝〕(褒)、上して曰く、~宜しく制を定め、して禮をすべし~と。、~群僚の拘攣し、與(とも)に始を圖りきを知る。の禮、宜しく時に刊立すべし。

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