持僧(読み)じそう

精選版 日本国語大辞典 「持僧」の意味・読み・例文・類語

じ‐そう ヂ‥【持僧】

〘名〙
天子将軍などのために祈祷を行なう、お抱えの僧侶
三国伝記(1407‐46頃か)二「和云、薬師寺の行基菩薩と申は、聖武孝謙二代の御持僧也」
② 戒律護持の僧。行ない正しい僧。
公議所日誌‐一五中・明治二年(1869)五月「因て怠慢の有司を斥け俗僧を戒め〈略〉良吏持僧を勘察に備ふべし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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