持振(読み)もたせぶり

精選版 日本国語大辞典 「持振」の意味・読み・例文・類語

もたせ‐ぶり【持振】

〘名〙 (形動) 相手の気を引くような言動をすること。また、そのさま。
浄瑠璃世継曾我(1683)二「文をやりても、返事なし。さだめしこれはみづからにもたせぶりにて有らん」

もち‐ぶり【持振】

〘名〙 物を持った様子。物の持ち方。持ちよう。
※虎寛本狂言・昆布売(室町末‐近世初)「和御料は終に太刀を持た事が無いとおしゃったが、一段のもちぶりでおりゃる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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