指合村(読み)さしあわせむら

日本歴史地名大系 「指合村」の解説

指合村
さしあわせむら

[現在地名]神林村指合

村央をいし川が西流する山間の村。東は大平おおだいら村、西は殿岡とのおか村、南は小出こいで村に接する。永正六年(一五〇九)九月一一日の耕雲寺領納所方田帳(耕雲寺文書)には「指合平内五郎 一貫地大坪役三百文 山辺里殿之分」とみえる。文禄(一五九二―九六)頃の瀬波郡絵図には「大国但馬分さし合村 上」とみえ、本納一三二石二斗五升九合・縄高三〇〇石一斗三升二合、家一六軒、石川右岸に描かれる。近世は村上藩領。享保三年(一七一八)の村明細帳(板垣総兵衛氏蔵)によれば田畑四六町七畝余・新田畑三町五畝、家数七〇(うち本百姓四三)・人数三六六、馬三一。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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