指金(読み)ユビガネ

デジタル大辞泉 「指金」の意味・読み・例文・類語

ゆび‐がね【指金】

金属製のゆびぬき。
指輪」に同じ。
「あこやのたまは…また―にもつくる」〈遠碧軒記〉
指を細くするためにはめる金属製の輪。
「手に―をささせ、足には革踏たびはかせながら寝させて」〈浮・一代男・三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「指金」の意味・読み・例文・類語

ゆび‐がね【指金】

〘名〙
装身具の一つ。指にさして装飾とする金属製の環。指輪。
※天草本伊曾保(1593)イソポの生涯の事「タガイニ yubiganeuo(ユビガネヲ) トリカワイタ」
② 手の指を細くするためにはめる、金属製の環。矯正用の指輪。
浮世草子・好色一代男(1682)三「そもそも京はきよく少女の時よりうるはしきを、㒵はゆげにむしたて、手に指(ユビ)かねをささせ、足には革踏(たび)はかせながら寝させて」
③ 縫い物をするとき、針を押すために指にさす、金属製の環。指貫

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