振り撒く(読み)フリマク

デジタル大辞泉 「振り撒く」の意味・読み・例文・類語

ふり‐ま・く【振り×撒く】

[動カ五(四)]
あちこちまき散らす。「道路に水を―・く」「香水を―・く」
惜しまずに人に分け与える。「愛嬌あいきょうを―・く」
[類語]ばらまく撒き散らす撒く蒔く振り掛けるぶっ掛ける散布

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「振り撒く」の意味・読み・例文・類語

ふり‐ま・く【振撒】

  1. 〘 他動詞 カ行五(四) 〙 あたり一面にまきちらす。また、惜しまず分け与える。
    1. [初出の実例]「くもってわるい風の吹ときは土やすなごをふりまくやうなぞ」(出典:玉塵抄(1563)二〇)
    2. 「愛嬌を振り蒔いて膝の上へ這ひ上って見た」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉三)

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